お久しぶりです。

1ヶ月以上のご無沙汰です。
この1ヶ月、色々ありました。



4月の中頃に母から「お母さん胸にしこりがあるから明日病院に行って来る」と言われました。
地元のS病院で診てもらったところ、初期の乳がんであることがわかりました。
母の希望でもっと大きな病院で手術してもらいたいと言うことで、
うちから2駅離れている医大付属H病院を紹介してもらいました。



S病院で紹介状を貰ってそのままH病院へ行ったのが4月25日で、私も着いて行きました。
H病院の方が乳腺科という専門があって、やはりこちらの方が信頼できそうなのでH病院で手術してもらうことに決めました。
この25日と翌26日で沢山の検査を受け、27日に検査結果を聞きに行きました。
骨などに転移は見られないとのことで少し安心しました。



25日の時点では「手術は早くて5月末」と言われてたけど、
27日に言われたのは「MRI(だったかな?もっと中の様子がよく分かる検査)をしたら5月末。それをしなかったら5月9日入院、10日手術」と言われて、
とにかく母は精神的に参ってしまっていたので5月末まではとても待てそうにないし、
リンパへの転移などは結局開いてみないと分からないとのことだったので、
10日手術でお願いすることになりました。
手術が思ってたより早くなって母も少しは安心できたようでした。



予定通り9日入院、10日手術、そして16日に無事退院しました。
現在はまだ本調子ではないものの、出来そうな家事はやっています。
私は一緒にS病院からH病院へ行った4月25日以来、母に付きっきりで一緒に病院に行ったり主婦業をやったりしています。



我が家は今までみんな健康で、入院だ手術だなんてまったく無縁だったので
母の病気は本人はもちろん家族にもかなりショックな出来事でした。
でも私は得たものもあるなぁと思うのです。
私は父のことは決して嫌いではないし仲が悪いわけではないのですが、今まであまり上手く話せませんでした。
でも母が入院したら自然2人になることが多いので、父とも気兼ねなく話せるようになりました。
兄がまた無口な男で、私もそれ程おしゃべりな方ではないので離れて暮らすようになってから益々話さなくなったのですが、
2人で病院に行ったり買い物に行ったりしているうちに話すようになったし、
メールのやり取りなんかもするようになりました。
家事も今まで「手伝わなきゃなぁ」と思いつつもきっかけがなくて母に任せっきりでした。



今までみんな母に甘えすぎていたんだと思います。
その母が病気になったことで家族の大切さがわかったし、健康であることがどれだけ幸せなことかが分かりました。
それを母が身を挺して教えてくれたのではないかと思うのです。



思いもよらないことが突然起こって目まぐるしい1ヶ月でしたが、
手術も無事成功し、リンパへの転移も見られなかったので一安心しています。
また元気な母に戻ってくれることを祈るばかりです。